下山由城アナ 下馬評を覆す「今江マジック」に期待しています…仙台放送アナウンサーコラム「書ける」
楽天イーグルスの2024年シーズンが始まりましたね。先月29日の楽天モバイルパークでの開幕戦は、午前中までかなり強い雨が降っていましたが、試合開始前には青空が広がっていました。球場には多くのファンが集まり、オープニングゲームらしいにぎやかな雰囲気に包まれていましたが、1つ大きな変化がありました。ナイター照明が、発光ダイオード(LED)に切り替わったことです。 全面LED化によって長寿命化が図られ、消費電力が60%削減されるなどの効果があるそうです。取材をしていても視覚的に「かなり変わった」と感じました。メタルハイドランプの投光器では球場全体の明るさにバラつきがありましたが、LEDは光量が均一でプレーが非常に見やすくなりました。一方で、バックネット側から見ると外野席はかなり暗く見えました。見え方の変化がプレーにどう影響するのか気になりますが、選手たちからはどちらかと言えば好印象な声が聞かれました(本拠地でのナイトゲームはここまで先月29日の1試合のみ)。 LEDは明滅を瞬時に切り替えられるので、演出もかなり用意されているとのこと。訪れる人にとっても球場での時間をさらに特別なものにしてくれそうです。 ところで、今年は試合後に行われる今江敏晃監督の代表インタビューを仙台放送が担当することになっています。私も球場に足を運ぶ機会が例年以上に多くなりそうです。今年のチームは、今江監督のカラーが早くも出ていると感じます。 例えば、開幕オーダーの1番は茂木栄五郎選手で、しかもポジションは本職ではないファーストでした。昨季は不振(自己最少の8試合出場)だった茂木選手の復活がチーム浮上の鍵の一つだということでしょう。多くのパ・リーグ順位予想で楽天は下位となっているものを目にしますが、それを覆してくれると大いに期待しています。
報知新聞社