阪神ドラ6・津田 上々5回1失点デビュー 武器のカーブに手応え 和田監督称賛「真っすぐも力あった」
「ウエスタン、中日6-5阪神」(21日、ナゴヤ球場) 上々の“デビュー戦”だった。阪神ドラフト6位・津田淳哉投手(22)=大経大=が公式戦初登板初先発。堂々とした投球を見せた。 【写真】必殺カーブに手応え 5回1失点上々デビューの津田 「変な緊張もなくすんなり入れた。いつも通り投げることができた」 初回は三者凡退。「緩急を使ってストライクゾーンで勝負する」ことを意識し、直球に変化球を交えて打者を手玉に取った。悔やまれたのは五回1死。板山に高めに浮いた初球の直球を右翼ポール際へ運ばれた。「内角を要求されて投げきれなかった」と唇をかんだ。 それでもプロで最長の5回を2安打1失点。カウントを悪くした点は反省したが、武器のカーブには「カウントも取れて、勝負球にも使えた」と手応えを得た。和田2軍監督も「真っすぐも力あったし。全体的には良かった」と称賛。「上の投手との兼ね合いもあるけど、球数、イニングも増やしていけそう」と今後も先発起用する方針だ。 10日のオープン戦・巨人戦(甲子園)でともに登板した同期の石黒は現在も1軍に帯同しているが、「任されたイニングを0(点)で投げた結果1軍に上がれると思うので、遠くを見すぎず、目の前の試合を抑えたい」。着実に1軍の舞台へ近づいていく。