『虎に翼』第4週「屈み女に反り男?」を振り返る ナイスキャラの花岡&轟、直言の逮捕
NHK連続テレビ小説『虎に翼』(土曜日は1週間の振り返り)。第16話から第20話までの第4週「屈み女に反り男?」を振り返る。 【写真】寅子(伊藤沙莉)に押される瞬間の花岡(岩田剛典) 第16話では、岩田剛典が演じる花岡悟、戸塚純貴が演じる轟太一が本格登場。寅子(伊藤沙莉)、よね(土居志央梨)、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)、香淑(ハ・ヨンス)の5人は全員、“本科”と呼ばれる明律大学法学部にそのまま進学した。男子学生たちに警戒していた寅子たちだったが、花岡は終始紳士的で、寅子たちに法曹界や男女平等の世を切り開く開拓者として最大限のリスペクトを払う。しかし、彼が口にする“レディーファースト”という言葉にはどこか、「自分が女性に気を遣ってあげている」という傲慢さが滲んでいた。 第17話では、腰痛が悪化した教授の穂高(小林薫)の代わりに、民事訴訟の専門家で弁護士で梅子の夫でもある大庭徹男(飯田基祐)が講義を担当することになった。悪気なく女性を馬鹿にする徹男の態度に釈然としないまま、寅子たちは花岡たち男子学生を誘って皆でハイキングに向けた話し合いをすることに。すると、そこに梅子の21歳の息子が偶然同じお店を訪れる。 第18話では、親睦を深めるためのハイキング会。集合場所で寅子は花岡の思わぬ本音を聞いてしまう。ついに寅子の前で花岡は「どこまで特別扱いを望むんだ」と発言。寅子は憤慨し、花岡をどつくと、バランスを崩した花岡は山道から落下して骨折してしまう。花岡が搬送された病院の待合室では、梅子が寅子たちに秘めていた思いを明かす。 第19話では、花岡は病室で轟に一喝され自分を見つめ直す。馬鹿にしていた梅子に初めて本心を明かす。そのやり取りを寅子と轟も陰で聞く。花岡は寅子にも謝罪。寅子は花岡からの「君のことばかり考えてしまう」に動揺。しかしそんな矢先に猪爪家に家宅捜索が入る。 第20話では、猪爪家に押しかけた検察は家宅捜索を開始。はる(石田ゆり子)は直言が贈賄で逮捕されたと告げられる。寅子たちは直言の無罪を信じて帰りを待つが、直言の逮捕はほんの皮切りに過ぎず、大汚職事件「共亜事件」として世間を大きく揺るがす。猪爪家の長い戦いが始まる。
リアルサウンド編集部