日経平均株価一時1100円超下落 米国景気への懸念広がる
日テレNEWS NNN
9日朝の東京株式市場で日経平均株価は一時1100円以上値下がりするなど大幅な下落となりました。 週明け9日の東京株式市場は取引開始直後からほぼ全面安の展開となりました。午前の終値は先週末に比べて778円15銭安い3万5613円32銭でした。 先週末発表されたアメリカの統計で、雇用者の増加数が市場の予想を下回ったことから、アメリカで景気減速の懸念が広がり、ニューヨーク市場ではダウ平均株価など主要な株価指数が下落しました。 この流れを受け、9日朝の東京株式市場でも売り注文が広がりました。 また、円相場が円高傾向になっていることも株価を押し下げる要因となっています。 市場関係者は「アメリカの景気動向について悲観的な見方をする投資家が多くなれば再び株価が大きく下落する『二番底』もあり得る」としたうえで、「しばらくは不安定な値動きが続くだろう」との見通しを示しました。