石川遼、ピンマイクつけてプレー「もっと口数を多くできれば」 大会実行委員長が6位発進/国内男子ゴルフ
ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップbyサトウ食品第1日(20日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)ツアー初勝利を狙う金子駆大(21)=フリー=が1イーグル、7バーディーで自己ベストの63で回り、単独首位で滑り出した。1打差の2位に河野祐輝(36)=NTT西日本アセット・プランニング、永野竜太郎(36)=フリー=が続いた。ツアー選手会主催の大会で実行委員長を務める石川遼(32)=CASIO=は66で回って6位。後半9ホールはピンマイクをつけてプレーし、〝お茶の間〟に生声を届けた。 男子ゴルフを盛り上げるために─。石川がツアー史上初めて中継とつながるピンマイクをつけてプレー。爽やかな笑顔で〝初体験〟を振り返った。 「結構緊張感があったが、いい経験になりました」 ツアー選手会の主催大会で初の実行委員長を務める石川が、大会を盛り上げようと立候補した。4つ伸ばして折り返した後半の10番(パー4)からピンマイクをシャツに装着した。ピンまで5メートルのバーディーパット前に「30センチオーバー(のイメージ)で」とつぶやいたが、実際は1メートルオーバーで外し、苦笑い。17番(パー3)のティーショット後には「完璧だった…」と自画自賛の声がABEMAの中継に流れた。何度も修羅場をくぐり抜けてきた32歳は後半も3バーディー、1ボギーと崩れなかった。 風やラインをキャディーに相談する声や、一緒にラウンドする選手との高校時代の思い出話などもお茶の間に流れた。 「ファンに見たいなと思ってもらえるなら、前向きにやっていきたい」 第2日も後半9ホールでピンマイクをつける予定。男子ゴルフのスターは「もっと口数を多くできれば」と宣言した。