国民民主、補正予算案に賛成へ、衆院可決の見通し 与党との「壁」引き上げ合意受け
国民民主党は11日、「年収103万円の壁」引き上げなどに関し自民、公明両党と合意したことを受け、衆院で審議中の令和6年度補正予算案に賛成する方針を固めた。国民民主の榛葉賀津也幹事長が会談後、記者団に明らかにした。 【表でみる】控除額を178万円に引き上げた場合の年収別減税額 衆院では与党が過半数割れしているが、国民民主の賛成を受け、補正予算案は衆院で可決される見通しとなった。 自公国3党は11日の幹事長会談で合意文書を締結。年収103万円を超えると所得税が生じる「103万円の壁」は、国民民主が主張する178万円を目指して来年から引き上げる。また、ガソリン税に上乗せされている暫定税率も、国民民主の主張を与党側が受け入れ、廃止すると明記した。
