アルビJ1残留へ “不動の右SB”藤原奏哉選手と“攻撃のカギ”小見洋太選手にインタビュー 確かな成長を自信に変えて 「最後までチャレンジ」《新潟》
男子サッカー、明治安田J1リーグは今シーズン残り2試合となりました。自力でのJ1残留を目指すアルビレックス新潟。攻守のカギを握る2人に注目します。 前節残留を争う柏と対戦した新潟。今季チーム最多出場の右サイドバック・藤原選手のゴールで試合終了間際に追いつき土壇場で勝ち点1を積み上げました。 〈アルビレックス新潟 藤原奏哉選手〉 「連携でサイドを使ってクロスから良い落としがきた。ゴールの流れとしてすごく良かった」 不動の右サイドバックとしてチーム最多出場を続ける藤原奏哉選手。ディフェンダーながら今季は自身最多の5得点。チームそして個人の成長を感じています、 〈アルビレックス新潟 藤原奏哉選手〉 「過去の自分を超えられたのは嬉しい。ゴールの近くにいることが一番点を取れている要因。ゴール前にいる回数はもちろんタイミングは意識している。去年は点を取れなかったのでそこは改善できているのかなと。チームとして得点を取れているシーンは連動してみんなが動いて最後に仕留める得点が多い。自分たちが取り組んでいるボール保持や(ゴール前の)崩しが進化していると思う」 そんな藤原選手、試合前に行うルーティーンがあるそうで… 〈アルビレックス新潟 藤原奏哉選手〉 「掃除くらいですかね。さぼらないでやるので家の掃除を…試合前1週間に1回、決めてやっています」 そして今ディフェンダーとして課題に感じているのが守備の使い分けです。 〈アルビレックス新潟 藤原奏哉選手〉 「失点が少ないとは言えないのでそこは改善したいポイント。前からプレスに行くタイミングと後ろでブロックを引くタイミング、失点が多いときは使い分けが上手くいっていない印象。声をかけ合ったりポジショニングを意識して連携を取ることはチームで取り組みたいことの1つ」 ◇ 攻撃のカギとなるのが前節途中出場でゴールをアシストした小見洋太選手。ルヴァンカップの決勝では2ゴールと大活躍。今季はカップ戦・リーグ戦で計7ゴールと頼もしい存在に成長しています。 〈アルビレックス新潟 小見洋太選手〉 「まだまだ満足できる数字ではないが昨シーズンを上回れているところもある。ゴールに直結するプレーが増やせているのは今シーズン特に後半戦になって感じています 〈アルビレックス新潟 小見洋太選手〉 「(ルヴァン杯)決勝のPKはサッカー人生の中でも特別な1ゴールだった。状況も状況でしたし、自分のPKを(プロで)初めて披露する舞台でしたし、とにかく集中して余計なことは考えないように狙った位置に落ち着いて蹴り込むことができたゴールでした。ケガから復帰してから良いパフォーマンスができなかった中で大きな舞台で結果を残せたことは自信を取り戻す1つのきっかけになった」 確かな成長を自信に変えて…残り2試合での勝利、そしてJ1残留を誓います。 〈アルビレックス新潟 小見洋太選手〉 「また来シーズン上を目指せるように必ず2試合勝って残留をして来シーズンのチャンスにつなげたい」 〈アルビレックス新潟 藤原奏哉選手〉 「次はホーム最終戦。勝って自分たちで残留を決めたい。最後までチャレンジしてチーム一丸で戦っていきたい」 ◇ 11月18日現在の順位表です。新潟は勝ち点41で16位。降格圏の18位磐田との勝ち点差は6です。互いにリーグ戦は残り2試合。磐田が連勝すると勝ち点を41に伸ばして並ぶため、新潟は残留確定まであと勝ち点1が必要です。 残留の条件です。次のガンバ大阪戦で勝ち点1以上、つまり「勝ち」か「引き分け」で残留が決まります。 次の試合はホーム最終戦。11月30日午後2時からデンカビッグスワンスタジアムで行われます。