高橋文哉、先輩・田中圭のまさかの出演理由にはにかむ
俳優の高橋文哉が4日、都内で行われた映画『あの人が消えた』完成披露上映会に田中圭と共に出席し、先輩への感謝を述べた。上映会には高橋、田中のほか、北香那、坂井真紀、袴田吉彦、染谷将太、水野格監督も登壇した。 【写真】田中圭の隣で真剣な表情で話を聞く高橋文哉 本作は、ドラマ『ブラッシュアップライフ』などを手掛けた水野格が完全オリジナル脚本で挑んだミステリー・エンターテインメント。「次々と人が消える」とうわさされるいわくつきのマンションを舞台に、配達員の青年・丸子(高橋)は毎日のようにマンションに出入りするなかで、怪しげな住人の“秘密”を偶然知ってしまう。その日を境に、彼は思いも寄らない大事件へと巻き込まれていく―。 高橋は、田中が主演を務めた2020年放送の連続ドラマ『先生を消す方程式。』で共演経験があるが、今回は高橋が主演。「これだけの方々のなかで真ん中に立たせていただけるなんて気が引けます」と照れくさそうに語ると「まさか僕の主演作に圭さんが出ていただけるなんて、当時は思ってもいませんでした」と恐縮する。 そんな謙虚な高橋だが、田中は司会者から「高橋さんが主演だから出演されたんですよね」と振られると「そうです」と一言。その理由について「ほぼ4年前、慣れない現場でトリッキーな撮影のなか、まっすぐに役に向き合っている姿が可愛いなと思った」と当時から高橋を気にしていたこと明かす。 さらに田中は「他の作品でもどんどん頭角をあらわしてきて」と高橋の成長に目を細めると「でも一番の決め手はパーソナルトレーナーがいるジムが一緒だったんです。そのとき僕は『まだ若いんだからジムなんて行っちゃダメだよ』と文哉に言うと、彼は『圭さんみたいな体になりたいんです』って言うんですよ。もうズキュンってきました。そこから贔屓なんです」と出演の理由を述べる。 田中の発言に高橋ははにかむと「圭さんはとても安心感がありました」と頼りになる先輩に支えられたことを証言。田中は「そうでしょ?」と照れくさそうに語っていた。 とにかく先が読めない展開の物語。イベント中もネタバレNGのブザーがなるなど、核心に触れることはできなかったが、高橋は「現場でスタッフキャストが一丸となって、スクリーンの前にいる人が楽しむためにはどうするべきかを1分1秒大切に向き合っている姿に僕も救われました」と語ると「やっと皆さんに観ていただけるワクワクドキドキでいっぱいです」と胸の内を明かしていた。 映画『あの人が消えた』は、9月20日公開。