東大、杉浦のバックスクリーン直撃弾でリードも…法大に逆転負け
◇東京六大学野球・第5週第2日 法大7―4東大(2024年5月12日 神宮) 東大が法大相手に昨年10月8日の同カード以来のリーグ戦白星を逃がした。3―3で迎えた7回1死、杉浦海大捕手(かいと、3年=湘南)がリーグ戦初アーチとなるバックスクリーン直撃弾で一時勝ち越し。だがその裏に2点を奪われ、逃げ切りを許した。 それでも今秋ドラフト候補の法大左腕・吉鶴翔瑛(4年=木更津総合)を7回4失点でKOするなど、最後まで食い下がった。 先週の早大戦から正捕手となった杉浦は3回に左前へリーグ戦初安打を放つと、7回には初球のカットボールをかっ飛ばした。「キャッチャーとして配球を読めた。でもまさかあそこまで伸びてくれるとは。自分のスイングができてうれしかった」。下級生主体のフレッシュリーグ(神宮)で本塁打を放っているが、歓声を背に球場を回る感動は格別だった。 とはいえ善戦では意味がないことは守備の要として理解している。「まず1勝して勝ち点につ なげたい」。今春ラストゲームとなる次週の立大戦へ「投打どちらともしっかり対策して、法政戦と同じ熱量でしっかり研究して、東大らしい野球をしたい」と力を込めた。