市場規模は約100兆円!「水ビジネス」に強い企業はここだ
日本のように、水道水がそのまま飲める国は世界でも少数派です。SDGsの視点から、今回は水のアクセスに関連した銘柄を考えます(写真:Table-K / PIXTA)
「水不足」は世界的に喫緊の課題だ。上下水道がほぼ整備されている日本では想像がつかないが、安全な飲み水を飲めない人は世界の人口の約3分の1に当たる約22億人、安全に管理されたトイレを使用できない人は約42億人もいるとされる。国土交通省によると、世界で水道水が飲める国は16カ国しかないという。 それゆえ、上下水道設備など水インフラ整備のニーズは強く、途上国を中心に人口増加や都市化の進展により、これら世界の水ビジネスの市場規模は約100兆円に達している。 世界の水ビジネスは、具体的に上下水道設備、海水の淡水化プラント、工業用水・工業下水設備、下水の再生などで構成される。このうち、市場規模の過半は上下水道設備が占めている。
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野津 滋