四国IL・徳島が2年連続の前期リーグ戦優勝!「三冠王・寺岡丈翔と153キロ・石川槙貴が投打のMVP」と指揮官
四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスが2年連続となる前期リーグ戦優勝を果たした。指揮を執る岡本 哲司監督は、「みんな応援してくれる中で、大きな目標の一つだったので、達成できて嬉しいです」と球団を通じて喜びのコメントを寄せた。 【動画】怪物ぞろいの独立リーガー 前期リーグ戦では、野手陣の奮闘が光った。特に主将の寺岡 丈翔外野手(東福岡-福岡大学=2年目)が、現在打率.400、5本塁打、37打点と打撃部門3冠を達成しており、バットでチームに貢献してきた。岡本監督も前期のMVPとして寺岡の名前をあげ、「三冠王としてチームを牽引する力は評価できる」と太鼓判を押す。指揮官の信頼も厚い主将は、「ホッとしていますし、嬉しい気持ちでいっぱいです」と優勝に胸をなでおろした。リーグ戦最高勝率記録の更新も狙えるほど、勝利を積み重ねたが、「自分達の目標はNPBなので、常にNPBの2軍を倒すチームになることをイメージしている。高いところを目指しているからこそ、チームが高い意識で臨めているので、いい結果に繋がっていると思います」と好調の要因を語っていた。 投手で岡本監督がMVPと評したのは石川 槙貴投手(鹿児島城西-九州共立大学=3年目)だ。現在防御率1.35で5勝をあげ、2冠を達成中。加えて6月3日のソフトバンク3軍戦で6回5奪三振を奪い、奪三振数でも41個で2位に入るなど好調を維持している。「打線が強力な愛媛MPを抑えてくれているのが大きい」と相性の良さを評価。最速152キロのストレートと、大きく変化するスライダーを武器に、後期リーグ戦でもMVP級の活躍が期待されている。 一息つく間もなく、8日に前期リーグ戦最終戦を終えると、26日から後期リーグ戦が始まる。さらには9月に独立日本一を決めるグランドチャンピオンシップ、10月にドラフト会議を迎えることとなる。岡本監督は、「目標の一つでもあるドラフトもあるので、そこも見据えていく中で、誰が出てくるかが課題だと思う」と選手たちの奮起を促す。11年連続ドラフト指名中だが、「責任を持って首脳陣でタッグを組みながらドラフト指名を実現させる必要がある」と強い覚悟を口にした。期待に応ええるべく寺岡主将も、「後期も優勝をして、日本一という最終目標に向かってチーム一体でレベルアップしていかなければいけない。個人として、後期は自分にプレッシャーをかけながら、練習に励んでいきたいです」と自らを鼓舞していた。