<万里一空・彦根総合23センバツ>選手紹介/20 /滋賀
◇スイングぶれず 舩橋大河選手(1年) どんなボールに対しても同じスイングができると評価される。寮で洗濯機を回す間も素振りをして自分のスイングを身に着ける。 父が阪神ファンで、名前の「大河」もタイガースが由来。小柄でも強い打球を放つ元阪神の上本博紀選手のようなプレーを目指す。 周囲を冷静に見渡し、準備や片付けを率先して行う。帽子のつばを持って空中で回転させる「キャップトリック」が特技だ。 「初出場なので全国に好印象を与えたい」と意気込む。 ◇ライバルは自分 萬谷慶太選手(1年) グラブさばきがうまく正確な送球ができるため、二塁手や遊撃手など複数の守備位置を任される。 大阪府出身で明るく元気。とにかく負けず嫌いで、「自分が一番のライバルや」と練習でも声を切らさない。「自分には守備しかない」と自負するが、内心では打球が来ると焦ってしまい、落ち着いて対応できない部分が課題だという。 趣味は動画配信サービスで仲間とホラー映画を見ることだ。 「甲子園では人一倍応援したい」と話す。 ◇練習補助で支え 南智加良(ちから)選手(1年) 長打力がある左翼手だが、昨年12月に右膝をけがしてしまった。現在はチューブトレーニングで上半身を鍛えるほか、ボールボーイや紅白戦での審判など練習の補助でチームを支えている。 おとなしいが、黙々と自分の役割をこなす。趣味は一眼レフカメラを持って写真を撮りに出掛けること。「いつか皆既日食の写真が撮りたい」と話す。 「早くけがを治し、夏はベンチ入りしたい。春はチームが勝てるように全力でサポートする」と力を込める。