吉野ケ里の古代米たわわ 秋の風に揺れて 佐賀県内、最高気温30度下回る
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佐賀県内は23日、寒冷前線の北側の冷たい空気が九州北部に入りこんだ影響などで、佐賀市で最高気温が28・7度となるなど全6観測地点で軒並み30度を下回った。7月22日の梅雨明け以降、最高気温が30度を下回ったのは、台風10号が県内に接近した8月29、30日を除いて初めて。 神埼市郡の吉野ケ里歴史公園では、約3千平方メートルの水田に栽培されている古代米がたわわに実り、秋を感じさせる風に揺れていた。赤米の「つくし赤もち」や「ベニロマン」、黒米や紫米の4種が育ち、10月中旬頃の収穫予定。同公園の木下俊郎さんは「いよいよ稲刈りシーズン。秋にちなんだイベントも開催するので、ぜひ遊びに来て」と呼びかけた。 佐賀地方気象台によると、県内は24日から週末にかけて最高気温が30度を超える日が再び続く見込みで、10月初めには下回ると予想している。(坂本有佐)
坂本有佐