台日与党「2プラス2」21日に開催 パートナー関係強化へ/台湾
(台北中央社)与党・民進党は20日、同党と自民党の議員が外交や防衛などに関して話し合う会合「外務・国防2プラス2」を21日に東京で開催すると発表した。地域情勢や社会全体の強靭(きょうじん)性、台日協力などについて深く協議し、双方のパートナー関係を強化するとしている。 民進党によると、台日与党による対話は2021年に初めて開催され、今回で5回目。 民進党の林右昌(りんゆうしょう)秘書長は「2プラス2」について、台日与党間の直接対話の重要なパイプだと説明。現在のように常態的、定期的な交流になったことは台日双方の努力の成果だとし、台日関係が緊密に発展し続けていることの表れだと語った。 また台湾と日本は民主主義や自由、法の支配といった価値観を共有しているだけでなく、自然災害や地域の安全における脅威に共に立ち向かう堅実なパートナーだとし、この対話メカニズムを引き続き発展させ、台日の全方位での協力を推進したいと期待を寄せた。 民進党によれば、「2プラス2」以外にも、立法院(国会)の超党派議員連盟「亜東国会議員友好協会」の郭国文(かくこくぶん)会長が今年1月の立法委員(国会議員)選挙で初当選した複数の同党議員を率いて自民党の渡海紀三朗政調会長らと面会する。台日関係の促進や台日の全方位での協力推進などについて意見交換するという。 郭会長は、民進党の新たな世代の立法委員が台日交流に携わることをうれしく思うと表明。党本部の国際部のメンバーも今回初めて参加するとし、議会外交を推進するとともに、より多くの台日の青年人材を育成できるよう期待を寄せた。 (葉素萍/編集:齊藤啓介)