【写真：Getty Images】

　サッカー日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスが、オリバー・グラスナー監督の解任に踏み切った場合、後任としてデイビッド・モイーズ氏が就任する可能性が浮上している。イギリスメディア『Football Insider』は現地時間22日、モイーズ氏就任の実現性について報じている。 　 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ 　グラスナー監督は、今年2月にクリスタル・パレスの指揮官に就任すると、就任直後は苦戦したものの、ラスト7試合を6勝1分けで駆け抜けた。下位に沈んでいたクラブを見事に立て直し、10位まで引き上げた手腕は高く評価され、今シーズンの期待値も高かったが、今季はプレミアリーグ8試合を終えた時点で、未だに勝利なし。19位と低迷している。なかなか浮上のきっかけが作りだせない中、グラスナー監督の立場も徐々に危うくなっており、後任としてクリスタル・パレスは「モイーズ氏に注目している」と一部の現地メディアで報じられている。 　同メディアは「クリスタル・パレスのオファーに対するデイビッド・モイーズ氏のスタンスが明らかに」と題した記事を掲載。その中で、過去にマンチェスター・ユナイテッドとウェストハム・ユナイテッドでスカウトを務め、モイーズ氏とも密に仕事をしていたミック・ブラウン氏の見解を記している。 　現在もサッカー界に幅広い人脈を持つブラウン氏は、「パレスが置かれている状況は、順位表の最下位に近いため、常にプレッシャーがかかることになる。グラスナーを解任するかどうかは別の問題だが、ウェストハムでの活躍を考えれば、モイーズは常にそのポストに就く選択肢となるだろう」 と言及した上で、「私が知る限り、もしオファーが来たら彼は間違いなく受け入れる。そして、彼がどれだけ監督業に戻りたいかによるが、それは問題にならないと思う」と語ったという。果たして、モイーズ氏はクリスタル・パレスの指揮官に就任することになるのだろうか。