水道の仕組みに興味津々、原小で水道局の出前授業【宇部】
「大切な資源 無駄にしない」
原小(岩崎知恵子校長)で6日、宇部市水道局(秋田浩二局長)による出前授業が開かれた。総合的な学習の一環で4年生42人が受講し、日々の生活に欠かせない水道の仕組みについて理解を深めた。 第66回水道週間(1~7日)に合わせて同局が企画。総務企画課の藤崎竜太郎さん、川地直輝さん、尾上茜泉(あい)さんの3人が講師を務めた。 尾上さんは、美祢市に降った雨が小野湖(厚東川ダム)に集まり、溜まった水は「ずい道」というトンネルを通って浄水場の近くまで流れてくると説明。特殊な薬品などを入れ、かき混ぜて傾斜板沈殿池で汚れを沈め消毒した後、ろ過地に入れることで水をきれいにしていると伝えた。 子どもたちは浄水場で水をきれいにする仕組みを学ぶため、汚れた水が入った500㍉㍑のペットボトルに粉末活性炭を入れて臭いを除去。「パック」と呼ばれる薬品を加えて臭いの成分を固めて沈殿させ、その水を簡易的なろ過装置に通す実験も行った。 山根葉子さんは「水は大切な資源だと改めて感じた。お風呂に入った時はシャワーの水を出しっ放しにせず、無駄が無いよう心掛けたい」と決意を述べた。