[山口県]旧型国電の夜間撮影会きょうからチケット販売 下関総合車両所、一般・高校生2万円
JR西日本は、1933年に製造された古い電車で、2003年3月まで小野田線で運行していたクモハ42の夜間撮影会を今月末から来月上旬にかけて下関市の下関総合車両所で開く。有料のイベントで、5日からチケットの販売を始める。 クモハ42はチョコレート色の車体が特徴の旧型国電で、関西地区などで活躍した後、晩年は小野田線の本山支線を中心に運行した。現在は1両が下関市幡生宮の下町の下関総合車両所で保存されている。 撮影会は同車両所の第4弾で、これまでの参加者に行ったアンケートで1番人気だったクモハ42にスポットを当てた。昨年は保存している「クモハ42001」の外観を補修して実施。今回はパンタグラフを上昇して前照灯や室内灯を点灯し、日没時間帯に映える企画にしたという。 小野田線での「さよなら運転」の際に掲出した当時のヘッドマークを所蔵する山陽小野田市歴史民俗資料館から特別に借りて展示するほか、外観の撮影と時間を区切って車内の撮影も楽しめる。 開催日時は今月26日と8月2、9日。いずれも午後6時半から同8時半まで。定員は各回10人。料金は一般、高校生2万円、小中学生1万円(いずれも税込み)。5日午前10時から19日午後6時まで、JR西日本観光ナビ「tabiwa by WESTER」で販売する。