【阪神】中野拓夢が「8番・二塁」でマルチ安打の活躍 打順変更は「気分転換になった」
阪神・中野拓夢内野手(27)が、14日の中日戦(バンテリン)で、適時打を含むマルチ安打の活躍で、チームを2―1の勝利に導いた。 今季は全14試合に「2番・二塁」で起用されていたが、この日は「8番・二塁」で出場した中野。「監督も何かを変えなきゃいけないと思って、打順を入れ替えたわけなので。やるべきことは個人個人変わらないと思っていたし、意識することなく試合に入れた」といい、先制を許した直後の3回には、一死から左前打で出塁。続く9番・才木が犠打、1番・木浪も四球を選び、二死一、二塁の好機をつくると、2番・梅野が中前適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。 さらに1―1の同点で迎えた7回には、一死から6番・前川が右翼線への二塁打を放つと、続く森下は捕邪飛に打ち取られ二死二塁。それでも中野は、好投を続けていた相手先発・梅津の初球を右前に落として、勝ち越しに成功した。「才木が頑張っていたので、何とか点を取りたいという気持ちがあった。うまくいかない打席が続いていたので、(打順が変わって)気分転換になった。もう一回状態を上げていくためにはどうしたらいいのかっていうのを考えながらやっていきたい」と表情を引き締めた。 チームは連敗こそ止めたものの、借金生活が続いている。16日からの巨人3連戦(甲子園)に向け、背番号51は「チームの現状はよくないとは思いますが、今日はモノにできたので雰囲気もよくなっていくと思う。打撃陣が投手を楽にできるような展開を作っていきたい」と力強く話した。
東スポWEB