浜辺美波、映画「サイレントラブ」で“目が不自由な音大生”という難役に挑戦「目線の位置に苦労した」場面写真も公開
山田涼介が主演を務める映画「サイレントラブ」が2024年1月26日(金)に公開される。この度、浜辺美波が演じる本作のヒロイン・美夏の場面写真が公開された。 【写真】思いつめた表情でピアノにもたれかかる浜辺美波“美夏” ■映画「サイレントラブ」とは 本作は、「ミッドナイトスワン」(2020)で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督がオリジナル脚本で描いた作品。 主人公の青年・蒼が心惹かれたのは、目が不自由になり夢が途絶えかけている音大生の美夏。「ピアニストになるという君の、美しい夢を叶えたい」ある出来事をきっかけに声を発することをやめた蒼は、心でそう願いながら美夏とのかけがえのない時間を過ごしていく。 主人公・蒼(あおい)役を担当する山田は、ラブストーリー映画初主演となる本作で、声を発することをやめた不器用な主人公を繊細に演じ、新たな境地で魅せる。そして不慮の事故で目が不自由になり、絶望の中でもがくピアニスト志望の音大生・美夏(みか)役の浜辺は、蒼と出逢うことで絶望の淵から希望を見出していく難しい役どころを演じ切る。 音楽は、スタジオジブリをはじめとした様々な作品で楽曲を制作してきた久石譲が担当。また、主題歌「ナハトムジーク」はMrs. GREEN APPLEが本作の為に書き下ろした。 ■浜辺美波“美夏”の場面写真が公開 解禁された場面写真は、事故によって目が不自由になってからも、美夏が杖を使って音大に通い続ける様子や、ピアノにもたれかかる姿など、彼女のピアニストになる夢というが潰えそうな中、必死にもがいている姿を捉えたもの。 難役を演じる上で、撮影前に盲学校へも足を運んだという浜辺。撮影中について「なんとなく1点を見つめてしまうとカメラの角度によっては(人と)目がちゃんと合って、見えているように思われてしまう」と、内田監督からの演出があったと話した。 また、「あえて外したりしていました。シーンや、角度によって、少しずつ目線の位置は移動しました。後半はかなり慣れてきて、自分の中で大体の場所が見つかるとすごく話しやすかったですが、最初は特に苦労しました」と役への向き合い方を明かした。 ■浜辺美波「ピアノは練習したのでぜひ見てください」 浜辺にとってもう一つの難関だったピアノ演奏シーンについて、「経験がなかったので、最初は小指が立ってしまったり、扱い方が分からない所から始めて…」と苦労を明かした。そして、自身でも電子ピアノを購入して練習したという浜辺。撮影については「両手で違う動きをするのが苦手で、すごく難しかったのと、どれだけ練習しても本番は役柄的に鍵盤を見てはいけないので。見れたらもっと上手く弾けるのになー!って悔しさはありました(笑)」と語った。 また美夏に対しては、「すごく人間らしいなと思います。精神的に不安定な時に人に厳しかったり、執着心みたいなものがあったり、人間らしくて、そんないびつさが愛されたり共感してもらえたらいいなと思いながら演じていました」と表現した。 ストイックに役と向き合い続けた浜辺について、内田監督は「明るくていつも笑顔の方ですが、あの明るさの裏側に、僕たちにはわからない真逆の静けさのような一面があるのではないかと、ドキドキさせてくれる。美夏は夢を諦めるか持ち続けるか、その間を揺れるという難しい役どころでしたが、そんな彼女の性質がぴったりはまったのだと思います」と絶賛。 そして浜辺は本作について、「凄く不器用な人たちの人間模様が描かれていると思いますので、美夏や蒼の心の奥の表情を読み取ってい頂ければさらに楽しんで頂けるかと思います。ピアノは練習したのでぜひ見てください」と自信を覗かせた。