開幕までの期間をどう使っていくか【立浪和義の超野球論】
圧倒的なソフトバンク
ソフトバンクの工藤公康監督。バレンティンのメンタル面でのコントロールがV奪回のカギに
新型コロナウイルスの影響で開幕日程が不透明なままです(3月17日時点)。事態が事態だけに焦っても仕方がありません。選手は故障に気をつけながら調整を続けてほしいと思います。 前回のセに続き、今回はパの戦力について書いてみます。昨年同様、ソフトバンク、西武の2強という見方の解説者が多いようですが、戦力だけを見たら圧倒的なのはソフトバンクでしょう。特にバレンティン選手も加わった打線はすさまじい破壊力になりそうです。 ヤクルトから移籍したバレンティン選手は、2013年には60本塁打を打った力のあるバッターですが、近年は打率があまり上がらず、ムラがありました。 もともとメンタル面のばらつきが感じられるタイプで、打撃がうまくいかないときは守備にはっきり出ます。時に手痛いミスをすることもありました。ただ、新天地で気持ちも一新していると思いますし、ソフトバンクは常に優勝争いをしているチームで、ヤクルトとは違った緊張感があると思います。久々の大爆発が見られるかもしれません。 西武は秋山翔吾選手が抜けたのはかなり痛いと思います。山川穂高選手はいますが・・・
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週刊ベースボール