河井元法相 県内で「おわび行脚」仮釈放から約2カ月
懲役3年の実刑判決をうけ、去年11月末の仮釈放から約2カ月。河井元大臣が広島に戻り支援者らを回っていることが分かりました。 元大臣から現金を受け取り辞職した議員によりますと、5日に自宅を訪ねてきて5分ほど会話をしたということです。元大臣は神妙な面持ちで一連の事件について謝罪したといいます。 複数の関係者に同様の謝罪をしていることから、まさに「おわび行脚」を始めたものとみられます。 広島3区内で後援会の会員だった男性は突然のおわび行脚に複雑な心情を抱いています。 元後援会会員「来てほしいとは言わないけど、私も忙しいからやっぱりみんなには回ってほしい。私には電話1本でいいからまずはお勤めご苦労さんぐらい礼儀を(伝える)」 1年以上前に妻・案里元議員が謝罪に訪れたといいますが、まだ元大臣の訪問はありません。 15年ほど前から応援を続け今では「裏切り」を感じています。 元後援会会員「一生懸命みなさんに頭を下げて『河井先生をひとつよろしくお願いします』『清き一票で』とかなりしましたけど、最終的には裏切られた。残念、無念はありますよね」 妻・案里元議員当選のため地元議員ら100人に現金2871万円を配った参議院選挙からおよそ5年。 河井元大臣のおわび行脚は広島の有権者や支援者に受け入れられるのでしょうか。