紙コップで作る“家”や“東京ドーム” 3万個を積んで、崩れて、積んで 小学生たちがアートに挑戦
長野県東御市の祢津小学校で29日、3、4年生約90人が、約3万個の紙コップを使ってアート作品を作った。市の人口とほぼ同数の紙コップで作品を作ることで市の一員だと感じてもらいたい―と市丸山晩霞(ばんか)記念館が企画。児童たちは思い思いの形に紙コップを積み上げたり、並べたりした。 【動画】3万個で作った紙コップアート(頑張って完成させた後、みんなで壊しました) 白い紙コップに加え、児童が自身に見立てて色や絵を付けた紙コップも組み込んだ。背丈より高く積み上げた作品やピラミッド型、東京ドームをイメージして楕円(だえん)形に積んだ物を制作。途中で崩れると「あー」と悲鳴が上がった。最終的に、紙コップを並べて作品間をつなげ、一つの大きなアート作品に仕上げた。 体育館入り口から紙コップを並べ、「道路」を作った3年生(9)は「すぐに崩れちゃったけれど楽しかった」。別の3年生(8)は「組み立てるのは難しかった。重ねて『家』を作るのが楽しかった」と満足げに話していた。