橋下徹氏が証人として出廷「プライバシーに関わり削除」 市長時代の職員との個別メールめぐる裁判
元大阪市長の橋下徹氏が在職中に職員と個別に交わしたメールをめぐり、公開を求めたものの廃棄されていたとして、弁護士が損害賠償を求めて市を訴えていた裁判で、橋下氏が26日、証人として出廷しました。 訴状などによりますと、大阪弁護士会の服部崇博弁護士は2013年、橋下氏が2012年11月からの1ヵ月間に職員と一対一でやりとりしていたメールについて、市に公開を求めました。 市が「公文書に当たらない」として非公開としたため、服部弁護士は裁判を起こし勝訴しましたが、市は「メールが存在しない」ことを理由に公開しませんでした。 弁護士は、「メールを市が廃棄したため公開されず、精神的苦痛を被った」として、市に対し200万円の損害賠償を求め提訴しました。 この裁判で26日、橋下氏が証言台に立ちました。 橋下氏はメールを削除したことについて、「一対一のメールにはプライバシーに関わるものがあって削除した」「情報公開すべきものは適切に共有していた」などと説明しました。
ABCテレビ