富永啓生「アウェーで会場を静める、楽しい」 バスケットボール男子
モントリオール・オリンピック以来、48年ぶりの自力出場となったバスケットボール男子。注目の一人は今年、米国のネブラスカ大を卒業し、プロリーグのNBA入りも目指す富永啓生(けいせい)選手(23)だ。 【プレーを写真で】日本、フィンランドに勝利 群を抜く長距離シュートの技術を武器に東京五輪では3人制に出場。その後、5人制の日本代表に加わり、沖縄で行われた昨年のワールドカップ(W杯)では、五輪の出場権獲得に貢献した。自身が打ったシュートがリングに吸い込まれるたび、会場を包んだ大歓声は記憶に新しい。 1次リーグは、W杯や強化試合で敗れた強豪ドイツやフランスと同じ組だ。「チームとしてレベルアップしたところを見せたい」とリベンジを誓う。特に開催国のフランスには大声援が予想されるが「アウェーでも楽しみ。自分が3点シュートを決めて会場を静めるのは楽しいし、好き」と話す。本番では、会場に静寂をもたらしてほしい。【写真・文 和田大典】