一生ものの「卒業記念」 中3対象に助産師が性教育の講演会 自分も相手も大切に…“性”と“生”学ぶ
またデートDVについては、事例を用いて生徒たちと対話をしながら「相手が積極的に、その行為に同意しない場合は暴力になる。相手の気持ちが大切」と話した。 講演後、体育委員長の伊藤風雅さんは「今後性に関わることが増えると思うので、今日学んだことを生かしたい」と話した。女子生徒の一人も「避妊方法など知らなかった。将来に役立てたい」と語った。 ◇ 現在、中学校の保健体育の学習指導要領には、性交や避妊、中絶は取り扱わないとする「はどめ規定」がある。1998年度の改定時に盛り込まれ、この指導要領を巡っては度々論争が起きている。義務教育下の子どもたちは、妊娠の経緯についてインターネットなどで得る知識に頼っているのが実情。