「攻撃は個人に任されている感じがある。それよりも…」逆転負けのFC東京戦で興梠が示唆した不安要素とは?【浦和】
渡邊も反省の弁
2024年4月3日に国立競技場で行なわれた一戦は、FC東京が浦和に2-1で勝利という結果に終わった。前者のパフォーマンスが素晴らしかったというよりも、後者の出来が悪すぎた印象が強い。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! この日の浦和はどう組み立て、どう崩すのか。そのあたりがはっきりしなかった。ゴール前を固められているのにクロスを単純に上げたり、攻撃に工夫が見られなかったのだ。 試合後、途中出場した梠は興味深いコメントをしていた。 「守備のところを毎回練習でやっているので、攻撃は個人に任されている感じがある。それよりも悪い時間帯に失点しているのが…。悪い時間帯にゼロで抑えないと。ここ何試合もそうですけど、悪い時間帯に点を取られている」 ベテランFWが示唆したのは守備にも不安がある点。要するに、今の浦和は攻守両面に問題があるということだろう。興梠は言葉を継ぐ。 「後半は逆転されて前から行かないといけない状況だったので、いつもよりリスクをおかして前から守備しました。剥がされるシーンが多かったですが、負けているので前から行かないといけない。じゃあ、前から行って攻撃に人数をかけているけど、チャンスを作れたかと言えばそうではない。そこの質を高めないと、今日の展開のような試合は増えるかなと」 左ウイングで先発出場した渡邊も古巣との対戦を振り返って、「なかなかやりたいことができなかった」と反省の弁。ヘグモ監督のカラーをチームに浸透させるまで、しばらく時間がかかりそうだ。 構成●サッカーダイジェストTV編集部