15人が初夏の野鳥を観察 館山(千葉県)
館山市大神宮の館山野鳥の森で11日、初夏の野鳥観察会が開かれた。市内外の子どもから大人まで15人が参加し、ホオジロやカワラヒワの姿やキビタキの鳴き声など、27種類の野鳥を確認し、観察を楽しんだ。 愛鳥週間(5月10~16日)に合わせた観察会。日本野鳥の会千葉県支部の山形達哉さんを講師に、同園内と相浜海岸周辺で観察を行った。 野鳥は種類によって異なる生息域を持つため、参加者らは鳥の鳴き声に耳を傾けて野鳥の居場所を探した。ホオジロの鳴き声が聞こえると、山形さんや同園スタッフの「季節によるが、ホオジロは木のてっぺん辺りにいる」というアドバイスのもと、周囲の木に目を向けて姿を確認。望遠鏡やフィールドスコープを使って観察をした。 この他、コゲラ、ヤブサメ、ウグイスなど27種類の野鳥の姿と鳴き声を確認した。 参加者らは「野鳥の姿をしっかりと見ることができて感動した」「身近にいろいろな野鳥がいることを知ることができ、普段の散歩が楽しみになった」などと感想を話した。 同園の三幣篤史所長は「観察会を通して野鳥や野鳥が暮らす自然環境に目を向け、豊かな自然を次世代に継承できるよう意識を持ってもらえたらうれしい。観察会をきっかけに愛鳥週間に限らず、野鳥観察を楽しんでもらえたら」と話していた。