尖閣漂着の男性を書類送検 メキシコ籍、不法出国容疑
沖縄県・尖閣諸島の魚釣島に漂着し16日に救助されたメキシコ国籍の男性について、石垣海上保安部(同県石垣市)は19日、入管難民法違反(不法出国)の疑いで那覇地検石垣支部に書類送検した。 書類送検容疑は12日ごろ、正規の手続きを経ないまま同県・与那国島周辺の海域で、出国する目的で領海の外に出た疑い。認否は明らかにしていない。 第11管区海上保安本部(那覇)によると、男性は40代。領海の外に出た後、黒潮に流されて領海内の魚釣島に漂着した。カヌーで台湾へ向かう途中だったとみられる。