これが世界を極めた「ともえ投げ」か…パリ五輪「金」角田夏実選手が児童に実技指導、選ばれた5人が本人に仕掛けた 鹿児島市
パリ五輪柔道女子48キロ級の金メダリスト、角田(つのだ)夏実選手(32)が1日、鹿児島市の西原商会アリーナで児童に実技指導した。得意技のともえ投げを目の当たりにした子どもたちは「オリンピック選手はすごい」と興奮した様子だった。 【写真】(関連)ともえ投げのこつを児童に説明する角田夏実選手=1日、鹿児島市永吉1丁目の西原商会アリーナ
県柔道整復師会が主催する県少年柔道学年別錬成大会の第40回記念行事。小学4~6年生約230人が参加した。角田選手はともえ投げのこつを説明し、実技を披露。児童は2人一組になり相手の持ち上げ方を練習し、技のダイナミックさを実感した。選ばれた5人が角田選手にともえ投げを仕掛ける場面もあった。 天城町の岡前小6年松山希乃愛(ののあ)さんは「憧れの選手に会えてうれしい。五輪にも出てみたい」。姶良市の柁城小5年福永青空(すかい)さんは「教わった通りにやったらうまくできた。いつかともえ投げを使えるようになりたい」と満足げだった。 角田選手は「五輪で注目され、ともえ投げを知ってもらえた。参加した子たちはみんな飲み込みが早くて上手。柔道の楽しさを忘れず競技を続けてほしい」と激励した。
南日本新聞 | 鹿児島
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