難病で“長期休養”の星野監督「チームに申し訳ない」
昨年の日本シリーズ中、腰痛は悪化していたが、痛み止めの薬を飲んで指揮を執り続けた。67歳。ストレスと持病で肉体はボロボロだったが、闘将は、病気のことは黙ってギリギリまで“ギブアップ”を言わなかった。 昨シーズン、24勝0敗でチームをけん引した田中将大を失った楽天は、借金「9」(5月27日現在)で5位と低迷している。シーズン途中には、新外国人として、元巨人のボウカーを獲得するなど、編成と現場が一体になって懸命に浮上策を探っているが、なかなか勢いにつながらない。代行監督には、星野監督の信頼する佐藤義投手コーチが就いているが、闘将の長期離脱は、チームに目に見えぬショックを与えている。 (文責・駒沢悟/スポーツライター)