『ひやい!』強い寒気で高知県内でも積雪 11日も高知市で氷点下を予想【高知】
RKC高知放送
強い寒気の影響から断続的に雪が降った高知県内。 1月10日昼頃からは冬型の気圧配置は緩んで大雪の恐れはなくなりましたが、高知地方気象台は引き続き積雪や路面の凍結に気をつけるよう呼びかけています。 津野町では1月7日頃から断続的に雪が降り積雪しましたが、この時間には雪はやみ青空が広がっていました。町役場では朝から職員が交代で駐車場や付近の歩道の雪をとりのぞいていました。 一方、ドライバーは凍った路面をすべらないよう慎重に車を運転していました。 10日午前9時時点、積雪の深さは津野町高野で31センチを観測。午前中、町内ではあちこちで雪かきをする姿がありました。 四国の高速道路では、大雪による車両の滞留を防ぐため9日夜から予防的通行止めが実施されました。高知自動車道は大豊インターチェンジから川之江ジャンクションまでの上下線で通行止めになっていましたが、10日午前11時で解除になりました。 10日未明に四万十市で撮影された映像では、強い風に雪が舞っているのが分かります。四万十市では9日夜から10日未明にかけて降った雪が車の上に2センチほど積もっていて、10日朝は仕事に行く前に車の上の雪を落とす人の姿が見られました。 四万十市中村にある四万十川の河川敷は一面の雪化粧。中村の10日朝の最低気温は氷点下2℃になりました。街のシンボル・赤鉄橋では、白く凍結した道路をすべらないよう慎重に進む車が多く見られました。 また歩道も雪で真っ白になっていて、通勤・通学する多くの人が足元に気を付けながら学校や職場に向かっていました。 四万十市の中村南小学校では登校してきた児童たちが真っ白になった校庭を走り、雪をかき集めて雪合戦をするなど久しぶりに降った雪に興奮している様子でした。 ■中村南小学校 児童 「昨日の夜弟がずっと外でめっちゃ雪降ってるで!やばいで!と言っていた」 「今年初の雪、めっちゃ楽しい。(学校来るとき)ちょっと滑ったところもあった」 10日朝は各地で厳しい寒さととなりました。 最低気温はいの町本川で氷点下6.9℃、梼原町で氷点下5.9℃など16の観測地点のうち10の地点で今シーズン一番の冷え込みとなり、全ての地点で0℃を下回る冬日になりました。 高知市でも氷点下1.4度と冷え込み、鷹匠公園では水飲み場の蛇口の水が凍っていました。 県庁前交差点では、マフラーや手袋でしっかりと寒さ対策をして、勤務先や学校に向かう姿がありました。 高知地方気象台は10日、高知市の国見山で初冠雪が観測されたと発表しました。 平年の1月8日より2日遅く最も遅い観測となった昨シーズンの3月21日より70日早い観測となりました。 県教委によりますと、雪や路面凍結の影響で県内の公立小中学校と県立高校では6校が休校し、4校が始業を遅らせたということです。 県内に降っていた雪は弱まり大雪の恐れはなくなりましたが高知地方気象台は引き続き、積雪や路面の凍結に注意するよう呼びかけています。 11日の県内は高気圧に覆われ概ね晴れますが放射冷却の影響で気温が下がり朝の最低気温は10日と同じくらいで高知市では氷点下を予想しています。