【陸上】義足ランナー・ピストリウスが仮釈放へ 13年に交際相手を殺害し、懲役13年5ヵ月の実刑判決
両足義足の「ブレードランナー」として男子400mで活躍し、13年に自身が起こした殺人事件により刑務所に収監されていたオスカー・ピストリウス(南アフリカ)が仮釈放されることがわかった。 東京五輪400m6位のテイラーが30ヵ月の資格停止 ドーピング検査回避などが理由 ピストリウスはカーボン製の義足を用いて、パラリンピックでは04年アテネ大会から12年ロンドン大会までに複数の金メダルを獲得した。パラリンピックでの活躍から健常者のレースに出場することを訴え、スポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定を受けて、11年テグ世界選手権と12年ロンドン五輪に出場。いずれも400mで準決勝に進出していた。 しかし、ピストリウスは13年に自宅で交際相手をピストルで殺害したとして逮捕、起訴。強盗と誤解して射撃したと主張していたが、16年に南アフリカの裁判所から懲役13年5ヵ月の実刑判決が下されていた。南アフリカの法律では刑期の半分を終えた時点で仮釈放を検討される権利があり、今年3月に1度目の審問が行われていたが決裂。後に裁判所に誤りがあったことが確認され、今回仮釈放が決定した。来年1月5日に仮釈放される。
月陸編集部