地元出身・シソンヌじろうさんとコント体験 青森・弘前市でお笑いワークショップ
お笑いコンビ「シソンヌ」のじろうさん(46)=青森県弘前市出身=が講師を務めるお笑いワークショップが17日、同市のバー「DOTECAZI(ドテカジ)」で開かれた。市内から中高生ら19人が参加し、お笑いコントを演じる楽しさを体験した。 参加者たちはじろうさんが書き下ろしたコントの台本を手に、じろうさんと一緒に役を演じた。コントの内容は、子どもたちの登下校を見守ろうと張り切るお年寄りを、みんなでどう見守るかを巡るドタバタ劇。参加者はほかにも、父が拾った捨て猫を飼うかどうかで家族がもめる台本を読み合わせた。 捨て猫を飼うかどうかをテーマに討論会も行われ、「猫がいると癒やしになる」「ふんの臭いが気になる」などと意見を交わした。 弘前高校1年の中田吏紀(りき)さん(16)は「台本の内容だけでなく、声の調子やタイミングでもおもしろさを出せるのが分かった」と話した。じろうさんは「分断の時代といわれる中、初対面同士が顔を合わせて交流する楽しさが味わえて良かった」と語った。 ワークショップは弘前市主催で、昨年度に続き開催した。来年2月22日には弘前市民会館でじろうさんが出演するお笑いライブ「ステージ TAnGE OMOSHÉ」を開く。