大仁田厚、米アマリロのテリー・ファンクさん墓所を訪問「テリーが俺を一人前のレスラーにしてくれた」
「邪道」大仁田厚(66)が現地時間10日(日本時間11日)、米テキサス州アマリロのテリー・ファンクさんの墓所を訪れた。 昨年8月24日に79歳で死去したテリーさんは大仁田にとって、全日本プロレス時代から目をかけてくれた「兄貴分」的存在。現地時間5日(日本時間6日)、フィラデルフィアの2300アリーナで開催された全米デスマッチの祭典「バトルグラウンド・チャンピオンシップ・レスリング」大会に「日本のデスマッチ・レジェンド」として出場後、アマリロまで足を伸ばし、恩人の墓に参る形となった。 この日、テリーさんの墓に花を手向け、感慨深そうに墓石を眺めた大仁田は「人は誰しも死ぬもんだけど、俺は心のどこかで、あのテリーが亡くなると思っていなかった。でも、ここにいるんだな」とポツリ。 「サンタドミンゴで俺がプロモーターと揉めてレスラー5人くらいにボコボコにされた時、テリーに電話したら『オーニタ! すぐにアマリロに来い。俺の家に来い』って言ってくれて、空港まで迎えに来てくれた。そのまま1か月半くらい、居候させてくれた」としみじみと回顧。 「俺をNWA世界ジュニアヘビー級チャンピオンに挑戦させるために推薦してくれたのはテリーだった。テリーが俺を一人前のレスラーにしてくれた。兄貴みたいな人」と話した。 墓参後、アマリロのダウンタウンにあるテリー・ファンクさんの巨大壁画も訪問。「地元の人に愛されて、日本でも愛されて、本当に偉大なレスラーだよ」と「兄貴分」に思いを馳せていた。
報知新聞社