「かすみ網」販売容疑で社長送検 客が密猟、野鳥41羽押収 警視庁
使用禁止の猟具「かすみ網」を販売したとして、警視庁生活環境課は26日、鳥獣保護法違反容疑で、インターネット広告会社「コアーズ」社長の男(51)=川崎市=と法人としての同社を書類送検した。 網を購入して野鳥を密猟した客ら8人も同容疑などで書類送検した。いずれも容疑を認めているという。 同課によると、客らの自宅からオオルリやコマドリなど9種41羽の野鳥を押収。かすみ網を使って野鳥23羽を密猟した客もいたという。 かすみ網は鳥に見えにくいよう細い糸で作られている網で、大量の野鳥を無差別に捕獲することができる。かすみ網を使った密猟が問題視され、1991年に販売や使用が禁止された。