【独自】「いいのよ、フフフ」小池百合子が「萩生田光一」必死の電話をシカトしていた…都知事選で「自民推薦」を決めかねて
自民支援だと蓮舫に足元を
だが、「岸田首相は萩生田氏と仲がいいので、都知事選に関してはすべてお任せ状態だ。もし自前候補を出して負ければ、9月の総裁選を目前に『岸田では戦えない』というムードが広がり、出馬すらできなくなる。 また、小池知事は都議会では公明党と良好な関係も保っている。岸田首相に勝ち目がない小池知事と張り合って自前候補を出すよりも、小池氏に抱きつくほうが得策と判断している」(前出・自民党幹部) 小池氏は現在71歳、都知事選で3期目となれば、任期満了時には75歳となる。年齢的には国政復帰は現実的には難しくなる。前述のように萩生田氏はアテにならない。小池知事が頼りにしていた、二階俊博元幹事長も政界引退を表明していることで「国政復帰しても二階氏がいないと小池知事は足場がない」(二階派の国会議員)。 岸田首相は、小池知事の出馬は歓迎ムードだ。ライバルが消えて好都合だからだ。だが、小池知事はここにきて、自民党の支援を受けるかどうか、微妙な状況だという。 静岡県知事選では立憲民主党など野党が支援した鈴木康友氏が当選し、自民党が推した元副知事の大村慎一氏が敗れた。 「地元では、自民党の推薦がなければ、大村氏が勝っていたかもしれないと言われている。どこへ行っても『裏金はどうなっているんだ』『大村は裏金もらったのか』とからまれる。それほど自民党の支持は地に堕ちている」 そう悔しそうに振り返るのは大村氏の選対幹部だ。 東京15区の補欠選挙でも、乙武氏は自民党の推薦を受けなかった。 「小池知事もあまりに自民党の評判が悪いことを気にしている。自民党の推薦を受けると、逆に蓮舫氏に足元をすくわれかねないと感じているようです。そのあたりを見定めるため、出馬表明を延期している。 もし自民党から推薦を受けると、岸田首相が演説するというような話になりますからね。おそらく、表向きは自民党の推薦を受けないまま、選挙戦を戦うのではないか。一部でささやかれる小池知事の不出馬というサプライズはないと思う」(前出・都民ファーストの都議) 都知事選をめぐって、小池知事と岸田首相の心理戦は最終段階を迎えている。
現代ビジネス編集部
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