不倫をやめたくてもやめられなかった女性が自ら「気づいた」きっかけとは
「やめたほうがいい」と思っていても…
「やめなよ」と友達や周囲から言われ、自分でも「やめたほうがいい」と思っているのになかなかやめられない……そんなとき、「やめる」背中を押すものは何だろうか。 中でもそれが不倫だとしたら……。 【マンガを読む】彼女が不倫をやめるきっかけになった「気づき」 2020年度の司法統計によると、裁判所への離婚申立の理由は男女とも第1位は「性格の不一致」が第1位だ(男性9,240 件、女性16,304件)。 ついで女性からの申し立ての順位は2位「生活費を渡さない」(13,235件)、3位「精神的に虐待する」(10,948件)、4位「暴力を振るう」(8.576件)、5位「異性関係」(6,505件)と続く。ちなみに異性関係は男性からの申し立て順位は3位(2,132件)だ。 つまり、異性関係により離婚の申し立てが起こる確率が高いことは明らかで、不倫をするにはよほどの覚悟が必要になる。相手の家族を壊すことになるとか、損害賠償を請求される可能性があるということも生じるし、実は都合のいい浮気相手としてもてあそばれている可能性だってある。 それでも時には「やめたほうがいい」とわかっていてもやめられないことはあるのだ。 ではどんなことが「気づき」となってやめる背中を押しうるのだろう。 ある女性の「気づき」のきっかけを描いたのが、伊藤理佐さんのマンガ『おいおいピータン!! 』5巻の「ラブホの謎」である。
漫画賞受賞作家のリミックスから賞を受賞したドラマが誕生
講談社漫画賞や手塚治虫短編賞を受賞している伊藤理佐さんの名作漫画『おいピータン!! 』と『おいおいピータン!! 』は、「食」を柱にして、なんとなくモヤモヤいることや、見て見ぬふりをしているような現実をズバッと突き付けてくれる作品だ。 伊藤理佐さんは講談社漫画賞や手塚治虫賞を受賞しているショートコメディの名手。さらに2022年1月には、『おいピータン!! 』『渡る世間はオヤジばかり』を中心に、伊藤理佐さんのマンガのエピソードをリミックスしたオリジナル脚本により生み出されたドラマ『おいハンサム!! 』(東海テレビ/フジテレビ系全国ネット 土曜日23時40分~)が人気を呼んだ。本作は、恋と家族とゴハンをテーマにした令和のホームドラマで、2022年日本民間放送連盟賞「番組部門 テレビドラマ」優秀や「東京ドラマアウォード2022」〈連続ドラマ部門〉優秀賞を受賞している。 そしてシーズン2である『おいハンサム!! 2』の4月6日スタートと、映画『おいハンサム!! 』の公開まで決まった。 その人気の秘密のひとつが、伊藤理佐ワールドの「あるある」ではないだろうか。 主人公は吉田鋼太郎さんが演じる伊藤源太郎。伊藤家はMEGUMIさんが演じる母親と、木南晴夏さん、佐久間由衣さん、武田玲奈さん演じる3姉妹の5人家族だ。 木南さんが演じる長女の由香はシーズン1で不倫に走っていた。しかも当初は既婚者とは知らずに付き合っていたのだ。由香が不倫相手の自宅に足を運んだところ、相手の竜也は由香を罵倒。思わず由香は竜也の家で暴れまくり、現実を知ってボロボロになりながらも関係を絶つ決断をするという展開だった。