「透き通った果肉は宝石のよう」水晶文旦の収穫最盛期《猛暑の夏、5倍の水やり》【高知県土佐市】
高知さんさんテレビ
川辺世里奈アナウンサー: 「10月に入り、少しずつ過ごしやすくなってきましたね。秋晴れの下、土佐市のハウスでは爽やかなあの果実が収穫の最盛期を迎えています」 それがこちら!高知を代表するかんきつ「水晶文旦」です。透き通った果肉は宝石のよう。JA高知県土佐市施設果樹部会では12人の生産者が栽培しています。9月中旬に収穫が始まり、今が最盛期です。 川辺世里奈アナウンサー: 「黒いストッキングに覆われた実。中には美しい水晶文旦が入っています。特別に持たせていただきます。ずっしりと重たいです。この大きさで800グラムほどあるそうです」 実に傷が付かないようにストッキングをかけて守っていますが、今年は直射日光で日焼けし、1割が贈答用として販売できなくなりました。さらに猛暑の影響もー 生産者・中平吉彦さん: 「例年だったら、普通の暑さの夏だったら10日に1回ぐらい水やりしてますけれども、今年は38℃とか37℃とか高温になった日は毎日(水を)やりましたね。例年からいったら何倍ぐらいやってるのかな、3倍…5倍、5倍とかぐらいは(水を)やっていると思いますよ」 この水やりの影響で玉太りよく育ちました。味は少し薄いといいますが…。 川辺世里奈食アナウンサー: 「わ~実が大きいです。一つ一つの粒に果汁がパンパンに詰まっています。いただきます!果汁があふれます。果肉がパンって弾けて口の中が果汁でいっぱいになります。酸味と甘味のバランスも最高です」 水晶文旦は東京や大阪など全国に発送されるほか、県内では「とさのさと」や量販店などで販売されています。 生産者・中平吉彦さん: 「果汁のしっかり入ったジューシーな水晶文旦ができました。子供の方とかおいしいと言って食べてもらえると思っています。この時季の文旦は珍しいという方が多いと思うので秋に食べていただけたらうれしいです」 収穫は11月ごろまで続き、平年並みの65トンの出荷を見込んでいます。5日土曜日には「とさのさと」で試食販売が行われます。
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