老眼だと思ったら緑内障だったケースも…「瞳の健康」を守るために知っておきたい3つの習慣を日本人医師が解説
避けては通れない老眼と、さらに深刻な加齢トラブル
細かいものを見るときに距離を遠ざける“老眼しぐさ”は、いつか自分にもやってくる。 「老眼は遠くを見たり近くを見たりする際にピントを合わせる機能が低下した状態で、見える距離の幅が狭くなります。実はピント調整機能の低下は20代から進行。最近はスマホの長時間利用による“スマホ老眼”も増えています」。 老眼が始まったら速やかに老眼鏡を使って進行を防ぐのが賢明だ。逆に、老眼だと思ったら他の病気だったというケースも。「たとえば視野が欠ける緑内障。40歳以上の20人に1人が発症し、失明のリスクが高い疾患ですが、じわじわ進行するので気づきにくいもの。加齢で白内障や黄斑変性も増えるので、違和感があったら眼科専門医を受診して」
From Harper’s BAZAAR 2024 March Issue