大阪府・吉村知事が定例会見5月14日(全文5完)内閣が検察トップの人事権持つべき
介護施設の感染防止の重要性をどう見ているか
大阪日日新聞:すいません、大阪日日新聞の山本と申しますけれども、5号補正の介護施設の支援なんですけれども、財源については国の基金等、国庫を活用するということなんですが、あらためて介護施設での感染防止の重要性というのを伺いたいのと、あと通所型の施設というのは対象ではないということでしょうか。 吉村:まず介護施設においては、やはり高齢の方がたくさんいらっしゃると。そしてやっぱり持病もお持ちの方もたくさんいらっしゃるという状況だと思います。このコロナの特性として、そこで施設内感染が広がれば、多くの方の命が奪われるということで、最も警戒しなきゃいけない施設の1つが介護施設だと思ってます。それだけやはり支援もしっかりしていかなきゃいけないと思ってます。 介護、市町村か都道府県かという、そういう問題もあるんですけど、都道府県としてやっぱり支えるべきところはしっかりと支えていきたいと思ってます。そういう意味でこの簡易施設の設置、多床室の個室化という、この設備を整備することで、できるだけ感染拡大を防止していくというのが重要だろうと思ってます。 それからやはり消毒液とか感染防止の、そういったマスクだとか、そういうようなものも非常に重要です。ここが不足しているとも聞いているので、5月上旬からマスクなんかを配るということも、今まで医療機関中心にやってましたけど、介護施設に対してもやるということを今、進めてるところです。 これはデイサービスにも適用あるかどうかというのは、ちょっとまた部局に確認して報告はしたいと思います。 司会:すいません、最後の方、お願いします。 男性:【*******01:25:05】デイサービス。 吉村:デイサービスも対象になるかどうか。今分かれば今お伝えします。
橋下時代の保健所削減・病院統廃合が現場を疲弊させているのでは?
横田:フリーの横田一ですけども、橋下徹時代に進められた保健所の削減と病院の統廃合について、橋下さんご自身も現場を疲弊させていると思うとツイートされてるんですが、これを実感させているのかということと、この政策を方針転換されるのか、保健所を増やしたりとか、コロナ専用病院をつくったりとか、そういう方向に変えるのかどうかをお伺いしたいんですが。 吉村:まず質問の前提に誤りがあるのでご指摘をさせていただきたいと思います。保健所の削減というか、保健所の統合をしたのは橋下知事時代ではなくて、太田府政時代ですので、まずそこは事実誤認なきようお願いしたいと思います。一部の週刊誌やネット上の情報でそういうのが出てますが、それは明らかな事実誤認です。橋下時代にやったのではなくて、太田府政時代に保健所の統合というので、14カ所の支所を全て統合するというようなことをやったと、それが事実です。 当時は、別に僕は太田府政を批判するつもりはなくて、当時は国の方針としてもそういう方針だったというふうにも聞いてます。それからいろんなネット上のグラフとかで出てくると、ここ減ってるやんかってあるんですけども、保健所の数が減ってるんじゃなくて、保健所の中核市移行というのがあります。これは中核市も保健所を持つという権限が認められるようになりました。それに伴って、大阪府がそれまで持っていた保健所を中核市に移行する。だから結局数は減ってるわけではなくて、その責任主体が変わってるということで、削減ということではありません。だから削減したという前提事実自体がまず質問として間違えてるというのはご指摘をしておきたいと思います。 その上で、今保健所がこのコロナによって非常に多忙になってるのは事実でありまして、それについてこのコロナが発生してから、大阪市の保健所もそうですし、一番多忙なのは大阪市保健所ですけど、他部局のメンバーをどんどんその保健所に配置をして、人員を強化して、そしてその対応に当たってるというのが状況です。 それからコロナ専門病院、これは非常に重要だと思ってまして、やはり命を守る、いろんな院内感染もある、今後のことを考えたときに、やっぱりコロナの専門病院、非常に重要です。ここは一口に言ってもなかなか実現するのは難しいところを、松井市長の大きな判断の下で、十三市民病院をコロナの中等症の専門病院にするというのは非常に大きな判断だったと思います。