サカナクション完全復活宣言に感涙する江島啓一（Dr）を抱きしめる山口一郎　Photo by 後藤武浩

　ボーカル・山口一郎の体調不良によりライブ活動を休止していたサカナクションが20・21日の2日間、千葉・幕張メッセ国際展示場9-11ホールで、バンドとしては約2年ぶりとなるライブを行い、全国ツアー『SAKANAQUARIUM 2024 “turn”』（８都市15公演）をスタートさせた。 【ライブ写真】2年ぶりのライブ再開で完全復活したサカナクション 　チケットは完売。復活を待ちわびた２日間のべ4万人の大歓声に迎えられた山口一郎（Vo／Gt）、岩寺基晴（Gt）、草刈愛美（Ba）、岡崎英美（Key）、江島啓一（Dr）は、前半の「陽炎」で「サカナクション大復活」を高らかに宣言するような演出も。2年間のブランクを感じさせないパフォーマンスで会場は歓喜と高揚感に包まれた。 　初期の代表曲「アイデンティティ」では観客も熱唱。「ネイティブダンサー」では会場がクラブ化した。後半には「ミュージック」「新宝島」など代表曲を立て続けに披露し、祝祭感に包まれた。 　山口は「変わらないまま変わっていきます。ここが始まりです」と宣言。江島が感極まって涙し、山口が駆け寄って抱きしめるシーンでも観客の胸を打った。山口が声を振り絞るように「ただいま！」と呼びかけると、会場は「おかえり」の大合唱となった。終演後に自身のXを更新した山口は「幕張メッセ2days終了。体調も想像していたより全然大丈夫だった。復活です」と報告した。 　なお、今回のライブでは、スピーカーの配置を増やし、音響的死角を減らすオリジナルシステム「SPEAKER＋」を導入。圧倒的なスケール感、クオリティの音空間でも観客を魅了した。ツアーは福岡、仙台、北海道、大阪、名古屋、広島を経て、7月10日の神奈川・ぴあアリーナMM公演でファイナルを迎える。 ■サカナクション 全国ツアー『SAKANAQUARIUM 2024 “turn”』 4月20日（土）：千葉・幕張メッセ国際展示場 9-11ホール ★終了 4月21日（日）：千葉・幕張メッセ国際展示場 9-11ホール ★終了 5月2日（木）：福岡・マリンメッセ福岡A館 5月3日（金・祝）：福岡・マリンメッセ福岡A館 5月18日（土）：宮城・仙台ゼビオアリーナ仙台 ※完売 5月19日（日）：宮城・仙台ゼビオアリーナ仙台 ※完売 5月24日（金）：北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる ※完売 5月28日（火）：大阪・大阪城ホール ※完売 5月29日（水）：大阪・大阪城ホール ※完売 6月15日（土）：愛知・ポートメッセなごや 第3展示場 ※完売 6月16日（日）：愛知・ポートメッセなごや 第3展示場 ※完売 6月29日（土）：広島・広島サンプラザホール ※完売 6月30日（日）：広島・広島サンプラザホール ※完売 【追加公演】 7月9日（火）：神奈川・ぴあアリーナMM ※完売 7月10日（水）：神奈川・ぴあアリーナMM ※完売