年間300食もの駅弁を食すフォトジャーナリスト・櫻井寛 おすすめの「駅弁」3選とは?
②鹿児島県・嘉例川駅の「花の待つ駅 かれい川」
2つ目のおすすめは、櫻井さんが「九州を代表する駅弁」と評する一品。JR九州では「九州駅弁グランプリ」、JR東日本では「駅弁味の陣」を毎年開催していることもあり、両エリアは駅弁の数自体が多いということです。 そんな駅弁激戦区である九州の「第14回九州駅弁グランプリ」で2年連続でグランプリに輝いたこちらの駅弁は、「畑で採れたものが中心です。鶏も含めてね」と話す櫻井さんの言葉通り、地元食材を堪能できる駅弁となっています。 こちらも早速口に運ぶと、宇賀は「本当においしい お弁当ってどうしても味が濃くなりがちじゃないですか。こちらは料亭のお弁当って感じ」と絶賛。小山が「生姜がめちゃくちゃおいしいですね。生姜の佃煮みたいなやつ」とその味わいに驚くと、「それだけでご飯が食べられますよね」と櫻井さんはうれしそうな表情を浮かべます。
③新潟県・直江津駅 上越妙高駅の「二大将軍弁当」
最後に挙げたおすすめ駅弁は、金沢~敦賀間が3月16日(土)に開業したことでも話題の北陸新幹線の沿線からセレクト。 こちらは櫻井さんいわく、JR東日本による駅弁コンテスト「駅弁味の陣」で最高賞にあたる“駅弁大将軍”に2012年に輝いた「鱈めし」と、2019年に受賞した「さけめし」を半分ずつ盛り込んだ、まさにいいとこどりの一品です。 「私は行くたびに、(「鱈めし」と「さけめし」を)2つとも食べたくなるんですけど、お腹がいっぱいになっちゃうので、何とか両方食べたいなと思っていたら、両方を合体させて、ちょうど1人前の『二大将軍弁当』ができたわけです」と櫻井さん。 そんな「二大将軍弁当」のフタを開けた宇賀は、「キャーッ! すご~い!」と声を弾ませます。「さけめしにはいくらが付いているし、鱈めしにはたらこが付いていますね! どっちからいこうかな……」と迷いつつも、鱈から味わってみると「ん~、おいしい~!」と思わず笑みがこぼれます。 一方、さけめしから食した小山は、「ん~、うまい! このさけもすごいですよ。なかに塩昆布が入っていますね」と箸が止まりません。
櫻井さんがおすすめする絶品の駅弁3つを堪能した2人。すると、小山から「僕、企画をひらめきました、『サンポス駅弁大賞』。櫻井さんを最高顧問に迎えてやるのはどうですか?」と新たな企画案が飛び出します。 これに触発されるかのように、宇賀からも「それか、定期的に櫻井さんに来ていただいて、今のベスト3(の駅弁)を紹介してもらうとか。春と秋の行楽の時期の名物企画にしませんか?」とのアイデアが。 そんな2人の言葉に、「やろうと思えば、(春・秋だけでなく)四季でできます!」と自信たっぷりに答える櫻井さんでした。 (TOKYO FM「日本郵便 SUNDAY’S POST」2024年4月7日(日)放送より)