タピオカティーで「文化盗用」? TVを発端にSNSが炎上 世界で人気の台湾発ドリンク裏話
タピオカティーの作り方
タピオカティーに必要不可欠なタピオカは、でん粉と黒砂糖と水を混ぜ合わせたものを、小さく丸め、つやともちもち感が出るまでゆでて作る。柔らかく舌ざわりのよさを出すために、使われるのは主にキャッサバという芋の根茎から作ったでん粉だが、歯ごたえを加えるためにサツマイモのでん粉を混ぜることもある。 タピオカティーというと黒いタピオカが特徴的だが、これは原材料に黒砂糖が入っているから。タピオカは日持ちが1~2日と短いため多くのメーカーは保存料を添加している。 タピオカの次はお茶選びだ。最初の頃のタピオカティーのお茶は、紅茶とラクトース(乳糖)フリーのクリームで作ったアイスミルクティーだったが、今は緑茶、高山烏龍茶、ジャスミン茶、鉄観音(コーヒーのような香ばしいにおいで知られる烏龍茶の一種)などさまざまなバリエーションがある。 さらにそれらをフルーツ系の飲み物とミックスしたり、代用したりすることもある。またラクトースフリーのクリームの代わりに、今は成分無調整の牛乳か、豆乳などの非乳製品がよく使われている。
文=Clarissa Wei/訳=三好由美子