能登半島地震の被災地を襲った記録的な豪雨から17日。8日も行方不明者の捜索活動が行われましたが、手がかりは見つかりませんでした。こうした中、県はこの豪雨で亡くなった6人の氏名を公表しました。 記者： 能登町町野川沿いの捜索現場です。きょうは川の本流から少し山側の田んぼにまで範囲を広げて捜索活動が行われています 9月21日に発生した奥能登豪雨では輪島市と珠州市、能登町であわせて14人の死亡が確認され、輪島市の中山美紀さんの安否がわからなくなっています。8日も輪島市や能登町を流れる町野川沿いでは午前8時から警察と消防およそ130人態勢で上流から中流にかけて捜索が行われましたが、手がかりは見つかっていないということです。 こうした中、県は今回の豪雨で亡くなった14人のうち、遺族の同意を得られた6人の氏名を公表しました。亡くなったのは輪島市の尊谷松夫（そんたにまつお）さん（89）田中松櫻（たなかまつおう）さん（81）中山公（なかやまこう）さん（82）中山はるみさん（82）米澤辰子（よねざわたつこ）さん（83）珠洲市の羽田登喜雄（はだときお）さん（72）です。 浅尾慶一郎環境大臣： これまで大変な努力をされる途上において、大雨災害に遭われたことを踏まえ、半壊以上の家屋の解体を支援対象とする 一方、8日の閣議後の会見で、浅尾環境大臣はこのように述べ、今回の豪雨災害で半壊した家屋についても、能登半島地震と同様、公費解体の対象とすることを明らかにしました。