ワッキー、ライフワークの舞台「Mother」のプロデューサーに就任 特攻隊隊長役との二刀流に
お笑いコンビ「ペナルティ」のワッキー(52)とタレントの浅香唯(55)がこのほど東京都内で、2025年3月19~23日に東京・新国立劇場 小劇場で上演される舞台「Mother~特攻の母 鳥濱トメ物語~」のPR会見を行った。 鹿児島県に実在した「富屋食堂」を舞台に、〝特攻の母〟と呼ばれた鳥濱トメさんの半生を描く。ワッキーは特攻隊隊長役で13年から同作への出演を続けているが、今回は自らプロデューサーにも名乗りを上げ初の二刀流に挑む。浅香は21年以来3年ぶり3度目のトメ役となる。 「演者として5年くらい前からこのお芝居は絶対に終わらせてはいけないという思いが強くなった」というワッキーは、プロデューサーとして営業活動を精力的にこなしている。「ずっと続くように『Mother』を軌道に乗せることが僕の使命。転がり出すまで石は重くて今はみんなで押している状態ですが、転がってしまえばずっとやり続けることができる。それくらい素晴らしい作品だし、自信もあります」と熱意を込めてアピールした。 命の尊さもテーマとなるが、不慮の事故で今月6日に亡くなった中山美穂さんと同期のアイドルだった浅香は、同世代のキャストが集まる近藤真彦主演の舞台「ギンギラ学園」に向けての稽古に励む中で訃報に接した。「みんながとんでもない衝撃を受けたことだった」と述懐しつつ、「美穂ちゃんをいつまでも心に忘れないでいようねということと、美穂ちゃんの分も、これからも前向きにいようというのが全員の同じ気持ち。ワッキーさんもそう。この先もずっとです」と言葉に力を込めた。
中日スポーツ