NISA成長投資枠向きの銘柄とは? 資産2億円超の兼業投資家が指南
メディアの情報より早く「審議会資料」で先読み
投資に関する情報の集め方にも妙がある。業界動向の先読みをするときは、様々な分野について、今後の国の方針決定に関与する審議会の資料をチェックしているという。いずれも、各省庁のウェブサイトなどで確認可能だ。 例えば、通信業界について知りたければ、総務省による情報通信審議会の会議資料を隅々まで読み込む。「銘柄を長期保有するなら、その業界の10年後を見通すことが欠かせない。それには審議会資料が最適。メディアで報道された情報は既に“古い”。皆が知ることにもなるので優位性も生まれない」(同) つみたて投資枠は、成長投資枠との分散投資を目的として、全世界株式投信を推す。ボーナス月設定の仕組みを使うなどして、年初にまとまった額を購入するのが24万株氏のやり方。「積み立てならポイント還元を得るチャンスなどもあるが、リターンに比べれば微々たるものというのが持論。余裕資金がある人は年初にまとめて買ってしまうのが得策と考えている」(同) 注)「お金を稼ぐ&増やす方法」は、「日経トレンディ」2024年4月号に掲載しています。
髙田 悠太郎