【独自解説】 「副業したい」につけ込む新手口“タスク詐欺” 簡単な作業で数百万円の報酬がもらえるはずが、逆に高額な“違約金”を支払うことに…巧妙な『フット・イン・ザ・ドア・テクニック』とは?
■「YouTubeのナオミです」多田氏の元にかかってきた1本の電話―直撃取材を続けると…
7月初旬、多田氏の元にYouTubeのナオミを名乗る外国人女性から「YouTubeの動画を見て報酬を得られる仕事を紹介しています」といきなり非通知で電話が掛かって来たということです。
取材ということで、話を続けてみると―。 (多田氏) 「電話番号教えて」 (ナオミを名乗る外国人女性) 「電話番号ありません」 (多田氏) 「非通知電話だから番号あるでしょ?住所は?」 (ナオミ) 「LINEでかけている。YouTubeの住所 日本」 と、片言の日本語でかみ合わないやりとりが続いたということです。
多田氏の“見立て”によると、「ターゲットはお金を持たない若者で、まずは簡単な副業を持ち掛け、最終的には“暗号資産”を勧めて購入させるケースも多い」ということです。
「この手口は、『フット・イン・ザ・ドア・テクニック』といい、まずは小さな要求からスタートし段階的に要求レベルを上げていく交渉術」だということです。 Q.暗号資産は、実際に買うのですか?それとも買ったふりをするだけでしょうか? (多田氏) 「本人を投資的なものに誘導することが多いように思います。“見せかけのシステム上”で利益が増えていて、儲かるものだと信用させる手口が多く、騙されてお金を支払ってしまう人が多い」 (「情報ライブ ミヤネ屋」2024年8月21日放送)
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