「まるでファッションショー」「過去最高の聖火台点火」「綱渡り的なアイデアを成功」海外メディアはパリ五輪の開会式を絶賛
同紙は「オランダの選手やスロベニアの選手たちはボートで上下に体を動かした。ジャマイカの選手たちは歌って旗を振った。そして英国のチームは、旗を支え、トム・デーリーとヘレン・グラバーが(映画)『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが演じた印象的シーンを真似る役を担った」と様子をレポート。 「五輪の開会式を伝統的なスタジアムの外で開催するというアイデアは、壮大で綱渡り的なものだったが、パリはそれを何とか成功させた」とまとめた。 米CNNは「2024年パリ五輪の開会式から5つの見どころ」との見出しを取り、開会式の5つのハイライトをピックアップした。 1つ目は「パリが誇示」として「組織委員会が望んでいた夜にはならなかった。しかし、街の光を灯す機会と、全面に披露された(街の)文化が、しっかりと詰め込まれていた」と評価。2つ目は「雨が舞台を奪おうとする」として、雨に見舞われた開会式に触れた。 「おそらく現代の五輪史上最もずぶ濡れとなった開会式となった。だが、五輪の精神は雨の中でしおれることはなかった。彼らの人生で最も重要な競技を数日前にして降り注ぐ雨の中を立つアスリートたちは、観客に手を振ることに信じられないほど興奮しているようだった」 3つ目は「セリーヌ・ディオンが驚くほど素晴らしい姿で復帰」とし「エッフェル塔での素晴らしいライトショーの後に、この数十年で最も象徴的な歌手の1人が4年をかけてついに復帰を果たした」と闘病から復帰したセリーヌ・ディオンの歌声について紹介。 4つ目は、「金曜夜のパリのパーティー」とし、「フランスの首都でのパーティータイムだった」として音楽やダンスによるエンターテインメント性を称えた。 最後の5つ目は、「過去最高の聖火点灯のひとつ」として、フランスや、他国の有名五輪金メダリストが参加した聖火リレーと気球を用いた聖火台への点灯式を絶賛した。 「信じがたいほど素晴らしいパリの景色を捉える写真の最後のチャンスのため、五輪の灯がパリの街を舞うことでこの夜を終えた」 そう表現した。 USAトゥデイ紙は「開会式はパリの展示会だった:これが最高の瞬間の数々だ」との見出しを取り、開会式のハイライトを紹介した。 同紙は「アスリートたちがセーヌ川でボートに乗る」とし、「200カ国以上から1万人以上のアスリートがこ、のパリ五輪で競うことになる。金曜夜は華やかなショーだったが、これはアスリートたちのものだった。そして彼らはセーヌ川で素晴らしい入場を行った」と伝えた。 また「まるでパリのファッションショーだった」とも記し、「パリは16世紀以降、世界のファッションの中心地として知られており、ファッションショーに焦点を当てたような開会式を行った。パリのファッション週間は9月に始まる。観客はそのプレビューを目にした」と、開会式の特徴を捉えた。同紙はエッフェル塔のライトショー、聖火の点灯式、セリーヌ・ディオンのパフォーマンスについても言及している。
【関連記事】
- パリ五輪開会式に華を添えたレディー・ガガ、アヤ・ナカムラ、セリーヌ・ディオンらの出演料は「ゼロ」?!一部では1曲3億円の報道も…
- 海外メディアも宮田笙子の喫煙&飲酒でのパリ五輪辞退問題に注目…東京五輪で棄権した米国“女王”バイリスに重ねてメンタルヘルス問題を指摘も
- 「常習性のない喫煙なら五輪出場もあり得ると考えていた」喫煙&飲酒でパリ五輪辞退の宮田笙子が所属する順大の声明文が波紋…SNSでは「的外れな意見」の批判も
- 「精神的な疲れ」と「不安」…15歳ドルーリー朱瑛里を出場辞退にまで追い詰めた”悪者”の正体…日本陸上界の宝を異常なマスコミ攻勢や一部ファンの“暴走”からどう守ればいいのか
- なぜ“未完のスケーター”本田真凜は22歳で引退を決めたのか…今後彼女が向かう先は女優ではなく…