「経済と気候中立」両立へ舵を切った「環境先進国」スウェーデン
環境先進国として知られるスウェーデンで原子力を利用した気候中立政策が掲げられた(「photoAC」より)
スウェーデンは環境先進国として知られている。 1960年代初頭、化学物質によって環境や生態系が深刻な被害を受けることを明らかにしたレイチェル・カーソンによる『 沈黙の春 』の出版を契機に、世界中で環境保護の動きが活発化した。その中で1972年に史上初の環境問題に関する国際会議を主導したのがスウェーデンだった。 その後も1991年にフィンランドに続き世界で2番目に炭素税を導入するなど、政策レベルでスウェーデンは環境保護を推進してきた。
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鈴木悠史