【速報】新型アフリカツインが価格据え置きで3/21国内発売か? トルクや快適度はさらにアップへ
海外で発表された2024年型CRF1100Lアフリカツインが、ついに日本でも3月21日に発売される模様。トルクアップや外装の変更などでパッケージが充実しながら、価格据え置きで発売されるようだ! 【画像】2024年型アフリカツインをギャラリーで見る(7枚)
国内版アドベンチャースポーツは白、STDはロングサスの赤のみ販売か
2023年秋に欧州で発表された新型CRF1100Lアフリカツインシリーズ。いよいよ国内仕様の発売が迫ってきたとの噂が届いた。 2024年2月末に発表され、3月21日に発売される模様。欧州仕様と同じく新型はオンロードでの使い勝手を高めているのが特徴だ。 往年の「アフリカツイン」という車名を引き継ぎ、2016年に初代CRF1000Lが登場。2019年型で1100に排気量アップし、新設計シャーシや多数の電脳を獲得した。 2024年型では全グレードともトルクを向上したほか、アドベンチャースポーツのみ前輪を21→19インチ化し、新型アッパーカウルを導入。STDはロングサスの<S>のみ国内導入され、チューブレスタイヤと調整式スクリーンを新採用する。 詳細は後述するが、アドベンチャースポーツは現行型同様に電子制御サスペンションのESとES+DCTの2種類で、車体色は白のみ、標準仕様はロングサスの<S>と同DCTが販売されるようだ。なお、従来設定されていたアドベンチャースポーツES<S>やDCT<S>、STDおよび同DCT仕様は廃止となる。
全車とも心臓部はトルク増、DCTとカウルの改良も実施
まず全車共通の変更点としてトルク増強が挙げられる。 エンジンは圧縮比を10.1→10.5に高めるともに、バルブタイミングと吸気排気系の変更で、最大トルクを10.7→11.4kg-mに向上。発生回転数も6250→5500rpmに落とされ、より扱いやすくなっている。なお、最高出力は102PSから変更はない。 DCTは油圧のフィードバック方法を見直し、より精緻なクラッチ接続が可能に。発進時や極低速時の快適性がアップしている。
ASはF19インチ化、最低地上高を上げつつオン適性を高めた
24Lの大型タンクを備えるアドベンチャースポーツ(AS)は、欧州と同様にフロントを21→19インチに小径化。これに伴いフロントのサスストロークを20mm縮小し、低重進化を実現しつつ、最低地上高は210→220mmを確保した。 外観では、アッパーカウルを新デザインに変更。走行風の流れをコントロールし、特に胸、肩、腕の防風性を向上し、疲れにくさに貢献する。 従来型ASもツアラー仕様だったが、新型はよりオンロード適性を高め、ロングツーリングやワインディングが一段と楽しめるだろう。 210mmのストロークを備えたショーワ製電サスEERAは継続採用。19インチ化に伴い、サス設定を最適化している。シート高は、現行型の810/830mmに対し、820/840mmにアップした。 価格はマニュアルミッション仕様が194万7000円、DCT仕様が205万7000円と価格据え置きで登場するだろう。